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歯からウロコ その10 下の親知らずにご用心

桜も満開となり、めっきり春らしくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、「下の親知らずにご用心」と題し、意外な影響について考えます。

みなさんの中には、親知らずを抜歯されている方が数多くいらっしゃると思います。
28本永久歯が生えそろったところのさらに奥に生えてくるため、多くの場合生えるスペースがなく、
変な方向に生えてくることが多いのです。
したがって、ブラッシングが難しくなり、虫歯になりやすいのです。
特に上の親知らずは、ブラシが当てにくいため、虫歯が深くなりやすく、
抜歯となるケースが多いのです。

上の親知らずの抜歯をし、下の親知らずが残っている場合、抜いてしばらくはよいのですが、
数年たった後、かみ合わせの問題が出てくる方がいます。
お口の中を拝見すると、下の親知らずが少し上に伸びてきています。
これは「挺出(ていしゅつ)」という現象です。
人間の歯は、咬む相手がいなくなると少しずつ伸びてきます。
上の歯は下に、下の歯は上に向かって伸びてきます。

下の親知らずが伸びてくると、カチカチ咬んだときはよいのですが、下あごを前後左右に動かしますと、
伸びた部分が上の奥歯にぶつかってしまいます。
このような状況になりますと、全体のかみ合わせのずれが起こってしまいます。

上の親知らずを抜いたら下の親知らずの状況を注意深く見ておくことが大事です。
定期的に歯科医院に行ってみていただくとよいでしょう。

かみ合わせを整えて健康な生活を
2015年07月24日 00:08
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