歯からウロコその13 マウスピースでトラブル予防しましょう
日が長くなり、何か得しているように思えます。今回は、「歯からウロコその13 マウスピースでトラブル予防しましょう」と題し、
皆様のお役に立つ話をしたいと思います。
皆さんは、くいしばりや、歯ぎしりをしていることを自覚されていますか?
自覚のない方が大多数だと思います。
くいしばりや、歯ぎしりは特別なことではなく、誰でも多かれ少なかれ行っているといわれています。
脳にたまったストレスを発散する一つの方法だといわれています。
特に悩みなどがなくても、寒暖差や、気圧などの変化もストレスの一つです。
つまり人間が生きていくうえで、ストレスをゼロにすることはできないことになります。
ということは、くいしばりや、歯ぎしりは必ずしているという前提で考えなくてはならないと思います。
一般的に日中上下の歯がかみ合っている時間は、平均17分ぐらいといわれています。
それに対してくいしばりや、歯ぎしりは持続的に何十分単位で数回行っているといわれています。
本来かむための力は、食物をかみ砕くためにあるのですが、
くいしばりや、歯ぎしりの時の力は、自分の歯に向かい、破壊する力になりかねないということになります。
具体的には、知覚過敏症、詰め物やかぶせものがとれたり、壊れたり、歯周病が進みやすくなったり、
最悪の場合歯にひびが入り抜歯にいたることもあります。
そこで活躍してくれるのが、マウスピースです。
マウスピースをつけておやすみになっていただくことで、歯が直接当たることをさけられ、
かみ合わせの力をソフトな力にすることができます。
マウスピースは、保険で(3割負担の方)3000円で作れます。
人生を100年で考えることが当たり前になりつつあります。
歯も100年間もたせなくてはなりません、
寝ている間の消耗は大変もったいないことだと思います。
気になる方は、かかりつけの先生に相談してみてください。
かみ合わせを整えて健康な生活を
2019年06月21日 17:13