歯からウロコその14 歯がしみる=虫歯ではありません
毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。本日は、「歯からウロコその14 歯がしみる=虫歯ではありません」
と題し、歯の病気によくある誤解についてお話します。
患者さんの来院理由のうち、トップを占めるのが、
「歯がしみる」ということです。
コマーシャルによる普及なのか、「知覚過敏なんですけど」とおっしゃるかたも多いです。
多くの方が、歯がしみたら虫歯になったかもしれないと思います。
しかし、実際歯の診査やレントゲンで確認しても、虫歯を確認できないことがあります。
逆にこういうことがありませんか。
歯科医院でお口全体のレントゲン写真を撮ったら、「ここにも、ここにも虫歯がありますね」
と先生に言われたけど、全然しみてないんだけどと思った。
このことからわかるように、歯がしみる=虫歯ではないということになります。
では歯がしみる原因は何でしょうか。
虫歯もないのにしみている歯には、かみ合わせの過度な負担がかかっていることが多いです。
歯に負担がかかっていますと、歯の神経がたかぶってしまい、普段しみないものもしみるようになってしまうのです。
このことからすると「歯がしみる≒かみ合わせ」と考えたほうが良いかと思います。
「≒」と書いたのは例外があるからです。
虫歯が神経のすぐそばまで進んでいるときはしみることがあります。
いづれにしても、歯がしみたら、まずかかりつけの先生に見ていただくことが重要です。
かみ合わせを整えて健康に
2019年07月04日 23:05