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歯からウロコ その7 歯がしみて受診したが、虫歯はありませんと言われた方へ 

9月に入り肌寒く、秋を感じさせる日があります。みなさま体調はいかがでしょうか。
 
今回は、わりとよくあるケースですが、「歯がしみて受診したが、虫歯はありませんと言われた方へ」と題して皆様の疑問にお答えしていきます。
 
歯科医院にかかる理由としてよくあるのが「歯がしみる」という症状です。

歯がしみると、虫歯ができたのではないかと思い、受診される患者さんは多いです。
しかし、以外にも虫歯が認められないことがわりとあります。
念のために歯のレントゲンを撮ってみても、これといってあやしいところが認められないことも多くあります。

ではなぜ虫歯がないのに歯がしみるのでしょうか。
多くの場合その歯に、かみ合わせの強い負担がかかっています。

歯に強い力がかかると、応力が歯の中の神経が入っている空間(歯髄腔)を圧迫します。
圧迫された神経はたかぶった状態となり、普段しみないものもしみるようになってしまいます。
これが「虫歯がないのに歯がしみる」という現象を生んでしまうのです。

ではこの場合どのような処置をするのでしょうか。
①かみ合わせの調整
②しみ止めの薬を塗る
③夜間にマウスピースをつけていただく
④しみる部分に詰め物をする
などです。
まず行っていただきたいのが、①かみ合わせの調整です。
それでも改善しないときは②、③、④を経過を見ながら行います。

かみ合わせを整えて健康な毎日を
 
2014年09月07日 20:14

歯からウロコ その6 かみ合わせの定期健診

毎日猛暑日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今回は「かみ合わせの定期健診」と題して、かみ合わせを定期的にチェックしてゆく重要性についてお話しいたします。

ひと昔前は、「歯科医院は痛くなったら行く」という人がほとんどでした。
最近では皆さんの歯への意識が高まり、痛いところがなくても、歯科医院を受診する人がだいぶ増えました。
これは子供さんにも言えることで、幼児期から歯科に定期的に通っている人が増えています。
私は横浜市立つづきの丘小学校の校医をしていますが、学校検診でムシバの数がかなり減っています。
これはまさしく定期健診のおかげといえると思います。

ところで、あなたは、歯科の定期健診に何を望みますか。
 ・虫歯のチェック
 ・歯周病のチェック
 ・歯みがきのチェック
 ・歯のクリーニング
と答える人がほとんどだと思います。

当院では、「かみ合わせの定期チェック」を行っています。
なぜかみ合わせを定期的にチェックしなければならないかというと、
かみ合わせは、いろんな原因で「ずれ」を起こしてくるからです。
具体的にいうと、
 ・歯ぎしりや、くいしばり(これは多かれ少なかれ誰でも日常的に行っています)
 ・片方ばっかりでかんでいる
 ・固いものが大好き
 ・ガムをひんぱんにかむ
 ・頬づえをつく
 ・うつぶせ寝をしている
 ・抜きっぱなしにしているところがある
 ・上の親知らずは抜歯したが、その下の親知らずは残っている
 ・部分入れ歯をつけたり、つけなかったりしている
などです。
ですから、初めからかみ合わせは時間とともにずれを起こしていくものと考えて
定期的にチェックしていったほうがよいと思います。
ずれが小さいうちであれば、めだった症状は起こりませんが、
ずれが大きくなってくると、歯やハグキやからだにいろいろなトラブルが起こってしまいます。
最悪の場合、歯を失うことになることもあります。

チェック法は簡単です。
咬合紙というカーボン紙みたいなものを数回かんでいただければ終わります。
あなたの歯と体の健康のために、お勧めです。

かみ合わせを整えて健康な毎日を
 
2014年07月29日 23:29

歯からウロコ その5 かみ合わせが深い方へ

早いもので7月も半ばになり、いつごろ梅雨明けか気になるこの頃です。

今回は、「かみ合わせが深い方へ」と題して、気を付けなければならない点をお話しいたします。
かみ合わせが深いというのは、どのような状態かというと、
奥歯でかみ合わせた状態で、鏡でご自身の前歯を見てみると、下の前歯がほとんど見えないようなかみ合わせを言います。
専門用語では、「過蓋咬合」といいます。

では、過蓋咬合の方は、どのような点に気を付ければよいでしょうか。

かみ合わせが深いということで、全体的にかみ合わせが低くなっていることが
多く、それによって起こりうることは以下の通りです、
 (1)くいしばりや、歯ぎしりが多くなることによって、歯に負担がかかりやすくなり、
     歯がかけたり
     詰め物がとれやすくなったり
     知覚過敏を起こしやすくなったり
     歯周病を起こしやすくなったり
     差し歯などが壊れやすくなったり
     場合によっては歯にひびが入ったりすることもあります

 (2)くいしばりや、歯ぎしりが多くなると、顎の周りの筋肉の緊張が高まり、
     頭痛
     肩こり
     首筋のこり
     背中のはりなどがおこりやすくなります

 (3)顎にとっては、咬みすぎる状態となり顎関節症を起こしやすくなります。

 (4)くいしばりや、歯ぎしりが多くなると、眠りが浅くなり、日中も眠気がします。

 (5)くいしばりや、歯ぎしりが多くなると、舌が歯に押し付けられてひりひりしたりします。

 (6)頬や舌などをかんでしまうことが多くなり、口内炎が割とよくできるようになります。

 (7)くいしばりや、歯ぎしりが多くなると、歯のすり減りが多くなり、さらにかみ合わせが低くなり,悪循環となります。

ではその対処はというと以下の通りです。
 (1)ナイトガード(睡眠時に装着するマウスピース)をつける
     上下の歯がじかにあたることがなくなりますので、歯は守られます
     ややかみ合わせが高くなるので顎が楽になります
     歯のすり減りがかなり防げます

 (2)かぶせ物を取り替えて、歯の高さを高くする
     歯を大幅にいじることになりますので、ほとんどが天然の歯の方にはお勧めしづらいです

 (3)矯正治療でかみ合わせを上げる
     すべての方ができるとは限りませんので矯正医と相談してみてください

具体的にどのような状況か詳しくお知りになりたい方は、お気軽にご相談ください。

かみ合わせを治して健康な毎日を

 

2014年07月19日 00:19

歯からウロコ その4 詰め物、かぶせ物をした後は必ずかみ合わせチェックを

毎日うっとおしい日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか

詰め物、かぶせ物はセメントという接着剤で歯に取り付けます。
取り付ける前にかみ合わせの調整をしていきます。
ちょうどかみ合わせがあったところで、セメントで取り付けるのですが、
そのセメントには、被膜厚さという厚みがあるのです。
その厚さとは、約30ミクロン以下といわれています。

従いまして、セメントで付けた後の詰め物やかぶせ物は、、
約30ミクロンぐらい高くなっていることになります。
しかし実際には、セメントの厚みの分だけ詰め物やかぶせ物の内面をすかせて
作られているのです。
ですから接着した後には、あまりかみ合わせが変化することがないのです。
こんな細かい細工をして作られているなんて、思いもよらないと思います。
ただただ技工士さんには敬服するばかりです。

そのような配慮がされていても多少の高さの変化が出ることがあります。
詰め物やかぶせ物を接着したあとに、違和感があるときには
遠慮なく、歯科医師に伝え、調整してもらってください。
そのままにしていると、歯がしみたり、かみ合わせのずれがおこり、
その他の歯にも影響が出ることもあります。

かみ合わせを整えて、歯にも、からだにも健康な毎日を
2014年07月07日 00:28

歯からウロコその3 歯周病対策は歯間ブラシとフロスで決まり!

三月に入りましたが、雪の予報に驚いているこの頃です。
今回は、歯周病予防のお話です。
最近テレビのCM、健康情報番組などで、歯周病について取り上げることが多くなっています。
糖尿病など全身との関係が明らかになってきているので、気になる方が増えているからだと思います。

まず、歯周病の最大の対策は歯みがきです。とりわけ、歯とハグキの境目の歯みがきが大切です
基本的な考え方として、「その日についた汚れは、その日のうちにすべて取り除く」ということです。

多くの方は、最低一日1、2回は歯ブラシで歯みがきをされていると思います。
しかし、歯ブラシだけで、歯のすみずみまで汚れを取ることができるでしょうか。
どんなに歯みがきの上手な人でも、十分にみがけない部分があります。
それは、歯と歯の間です。

ここは、歯ブラシの毛先が物理的に入っていかない部分なのです。
したがって、歯ブラシ以外の道具を使わないといけないことになります。
具体的には、歯間ブラシ(細い針金にブラシがついたもの)やデンタルフロス(糸ようじ)が代表的な道具です。

患者さんにお聞きすると、「たまに物が詰まった時だけ使う」という方が割といらっしゃいます。
「その日についた汚れは、その日のうちにすべて取り除く」という観点からすると、
少なくとも一日1回は、必ず歯間ブラシやデンタルフロスを行わなくてはいけないことになります。

今や歯周病は、成人のほとんどの方がかかっている国民病となっています。
その裏側では、歯間ブラシやデンタルフロスの普及が今ひとつということがあるのではないかと思います。

歯間ブラシやデンタルフロスはついつい補助的なおまけみたいなものと考えてしまいますが、歯周病の観点からすると、歯ブラシと同じくらい大切なものといえると思います。

歯周病予防の第一歩は、歯間ブラシやデンタルフロスの使用です
おうちにある方は、まず今日から使ってみてください。
食後に念入りにハブラシで歯みがきをした後、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってみると、歯と歯の間から、割と大きな食べかすが出てきます。
やはり歯ブラシだけではすべて取れないんだということを実感していただけると思います。

まだ使ったことがない方は、ぜひ適切な使い方を、歯科医師、歯科衛生士にお聞きになってください。
2014年03月02日 23:13

歯からウロコ その2 口内炎はレーザーで早期治療を

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、「歯からウロコ その2」をお送りいたします。

歯からウロコ その2
口内炎はレーザーで早期治療を・・・その場で改善!快適食生活


口内炎ができたとき、あなたはまずどんな対処しますか?
消えてゆくまでがまんする。
内科でケナログを処方していただく。
パッチを買ってきて貼る。
チョコラBBを買ってきて服用する。
イソジンでひたすらうがいをする。

口内炎の多くは数日で治ってゆきますが、
食べ物が当たるたびに痛くてつらいので、
なるべくだったらその場で、痛みを消したいですね。
また、人によっては頻繁にできて、悩んでいらっしゃる方もいます。

口内炎ができたら、まず歯科にかかってみてください。
ほとんどの口内炎は、レーザーを当てるとその場で痛みが改善します。
口内炎自体がその場で消えるわけではありませんが、
表面の痛みはかなり改善します。
相当大きな口内炎は、数日間通院していただくこともありますが、
日一日と、改善してゆきます。
レーザー治療は、表面が多少暖かくなるぐらいで、通常痛みは伴いません。

ただし、口内炎に似た別の疾患もありますので、医師の診断が必要です。
また、舌がピリピリと痛む舌痛症にも効果がありますので、
お悩みの方は、お気軽にご相談ください。
2014年01月13日 23:33

ホームページをリニューアルしました。

ホームページをリニューアルしました。
おかげさまで、開業して23年目に入りました。開業当初から「歯を治して体を治しましょう」をモットーに診療してまいりました。
このたびのリニューアルを機に、院長の一言をさらにパワーアップし、もっと皆様のためになる情報を発信していきたいと思っています。
しばらくの間は、お口にまつわる「へー、そうなんだ」という情報、名付けて「歯からウロコ」を書いていきます。
お口のトラブルをお持ちの患者さんに少しでも役立てば幸いです。
 
「歯からウロコ」その1
「歯がしみる」=「ムシバではない」・・・・知覚過敏はお口の危険信号


みなさんは歯がしみた時、まず頭の中に何を浮かべますか?
おそらくほとんどの方が、「ムシバ」だと思います。
しかしこんなことはないですか?
歯がしみていたが、しばらくしたらなんともなくなってしまった。
歯科にかかったが、「ムシバらしきものはありません。おそらく知覚過敏ですね。」と言われた。
最近CMなどでよく耳にする「知覚過敏」ですが、これはあくまでも症状であり、原因ではありません。
知覚過敏を起こす原因がどこかにあるということです。
知覚過敏の原因としてあげられますのが、

  • かみ合わせ、くいしばりなどによる過度の負担
  • ブラッシングの不備
  • 酸性食品の取りすぎ
  • 研磨効果の高い歯磨き剤の使用
などです。
このなかで、一番の要因が「かみ合わせ、くいしばりなどによる過度の負担」です。
知覚過敏を起こしていると思われる歯を鏡で見てみてください。
  • ハグキが後退している
  • くさび状に歯がけずられたようになっている
この二つの状態は、かみ合わせ、くいしばりなどによる過度の負担によっておこります。
つまり、歯を支えている骨が後退するのと同時にハグキも後退し、歯とハグキの境目のエナメル質が、かみ合わせによる力の応力によりポロポロとはがれ落ちてゆきます(アブフラクション)。
これにより歯とハグキの境目に、神経を囲んでいる象牙質が露出することになり、外の刺激が歯の中の神経に伝わりやすい部分となります。
一方、かみ合わせの過度な負担が歯に加わると、歯の中の神経(歯髄)に圧迫が加わり、神経(歯髄)が過敏状態となり、普段しみないものもしみるようになります。
この両者が合わさると、ムシバでもないのに歯がしみる、すなわち「知覚過敏」となるのです。
以上により知覚過敏の根本的な治療は、かみ合わせの過度な負担を取り除くということになります。
具体的には、かみ合わせの調整や、マウスピースの装着などです。
「知覚過敏」は、「もうこれ以上負荷をかけないで」という歯の悲鳴のようなものです。
みなさん、知覚過敏を起こしたら、まずかみ合わせの状態を見てもらってください。

 

2013年11月10日 23:11

もはや歯だけの問題ではない~歯周病と体の病気との関係

最新の研究により歯周病が全身の病気に害を及ぼしたり、全身の病気が歯周病に悪影響を与えたりする事がわかってきました。

中でも、歯周病と糖尿病には密接な関係があると言われています。
糖尿病は予備軍も含めて、もやは成人の5、6人に1人がかかっているという国民病ですが、その合併症のひとつが歯周病です。

歯周病で歯ぐきに慢性的な炎症があると、サイトカインという物質が、持続的に血液中に放出され、これによって血糖値を下げるホルモン「インスリン」に体が反応しにくくなり糖尿病が悪化します。

一方、糖尿病が進行すると歯ぐきの血流が悪くなったり、歯周病菌に対する抵抗力が下がり、さらに歯周病が進行します。

このように歯周病と糖尿病は相互に悪い作用を及ぼします。ただ、裏を返せば、歯周病を改善する事ができれば糖尿病を改善する事も可能だと言う事です。

実際に、糖尿病の患者さんで歯周病治療をしたら、血糖値が下がり担当医の先生が驚かれていたという方がいらっしゃいました。

糖尿病以外にも歯周病が悪影響を与えている事例として、肺炎、動脈硬化、心筋梗塞、早産、低体重児出産などがあります。
いずれも歯周病菌や感染によって作られた物質が全身に回って引き起こすと考えられています。

歯や歯ぐきは、口の入り口にあって、すぐそばには血管が通っていることを忘れてはいけません。ひとたび血液にのれば、全身のあらゆる所を巡る事になります。

今日からでも遅くありません。歯周病克服のための一歩を踏み出しませんか。
どのように踏み出すかは、かかりつけの歯科医院に相談してみて下さい。

2010年08月09日 00:00

インプラントをお考えのかたへ

インプラントのご説明をするときに、よくご質問を受けるのが、「インプラントはどのくらいもつものなのか」というご質問です。

ここでインプラントと天然の歯との違いを考えて見ましょう。

インプラントはチタンという金属でできています。したがいまして、虫歯になることはありません。一方、天然の歯は、虫歯になったり、根の先が化膿したり、ひびが入ったりします。ですから、インプラントのほうが天然の歯より丈夫であることがわかります。

インプラントとご自分の歯が両方あった場合、先にトラブルを起こすのは、ほとんどの場合ご自分の歯です。たとえば、右にインプラント左はご自分の歯だったとします。左の自分の歯が虫歯になり、痛みがあるためにインプラントの右側ばかりで噛んでいたとします。それが短期間であれば特に問題は起きにくいですが、長期間続けばインプラントのほうに過度の負担がかかるようになり、インプラントにトラブルが起こってきます。

このように、インプラントに問題が起こるのは、二次的に起きていることが多いのです。したがいまして、インプラントの寿命は、インプラント以外の歯をいかに健康な状態に保つか、ということにかかっていることになります。

当院では、インプラントをされた方には特に定期的な検診をお勧めしています。それは、インプラントの部分のチェックだけでなく、インプラント以外の歯のチェックも重要だからです。これらのことをお続けいただければ、インプラントの寿命は確実に伸ばすことができると思います。

 

2007年05月09日 00:00

検診について

1歳6ヶ月児検診、3歳児検診などの検診や日ごろの診療の中で歯並びを心配されていらしゃる親御さんが増えています。

ただ実際の治療時期に関しては、漠然とお考えになっている方がほとんどです。
ほとんどの場合小中学校になってから行っても大丈夫なのですが、中には3~5歳の時期からはじめたほうが望ましい方もいらっしゃいます。
知らないうちに重要な時期がすぎてしまうこともあります。

少しでも気になられましたらまずご相談いただければと思います。

また当院では患者様に何でも気兼ねなく話していただけるような環境を大事にしたいと考えております。

ご本人はもとより、ご家族のご相談も承りますのでお気軽にスタッフにお声をかけて下さい。

2006年05月02日 00:00
〒224-0036
神奈川県横浜市都筑区勝田南 2-19-16 高橋ビル201
山田歯科クリニック(仲町台駅,歯科)|都筑区.jp
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